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京都大会 のべ2100名の参加者が集う
報告として基調講演を簡単にまとめさせて頂きます。講演は富山国際大学の藤野豊さんが「ファシズムと優生思想」「国家体制のキリスト教」と題してわかりやすく話されました。 第一部では、戦前の日本がファシズムの体制において、「命と健康を国家が管理」するということに視点を置き、国家に値しない生命を奪い、国家にとって値する人には健康を保証する体制を行ってきたことをあげられた。子どもの健康も強い軍人造り、軍国主義のための体力造り、障害者の存在そのものの否定されていたことなどを説明された。 最近、福祉国家の原型はファシズム国家の元でできたという意見があり、何の目的でファシズム国家が福祉と健康を管理したのかを考えなければならないと説明された。「国家にとって存在に値する命」と「存在に値しない命」があり選別されていった経緯があり、特に「国家にとって存在に値しない命」があったとするならば、とても福祉国家の原型がファシズム体制の中にあったとは言えないと話された。 第二部では、国家体制の中のキリスト教と題してキリスト者において、キリスト教が天皇制を容認していた背景が説明された。「臣民はすべて天皇を敬うこと」があたりまえであり、国民だけではなくすべての宗教が統制されていった経緯とそのなかで起きた内村鑑三事件や大逆事件での大石誠ノ助の出来事を説明された。また「留岡幸助の事跡」「賀川豊彦の事蹟」「岩下壮一の事蹟」を例に、その時代の信仰と国策における差別問題やハンセン病の対策が、「融和政策」、「皇恩」、「優生思想」によって進められ、結果として被差別民やハンセン病患者にとってプラスになっていないことを説明された。
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